以前から欲しかった70-200mm f/2.8通し。ここ数週間購入を悩んでいましたが、仕事のストレが重なっていたこともあって、純正のAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRを買ってしまいました。
70-200mmのレンズを前から欲しくて、でも高いので、TAMRONのを買うか、旧式の大三元を買うか、ずっとずっとず~と悩んでいました。でもたぶん純正の最新型を買わなかったら、後から欲しくなると思って、このレンズを買うことにしました。TAMRONも悪くはないのですよ。昔はサードパーティのレンズもよく買っていました。しかし当たり前ですがニコンのSCに持っていけないのです。純正品にしておいたほうが気兼ねなく調整に行けますから。
今度買ったAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRは、私が生涯買った中で、最も高価なレンズです。こんな高いレンズを買うようになるとは。こうやってひとつひとつの経験を積み重ねて、人はレンズ沼へと堕ちていくのでしょうか。いずれは100万は安いなあ!とか言うようになるのかもしれません。いやいや、望遠系は危険です。仕事の道具ではなく、趣味の遊び道具です。これが最後の高級レンズにしましょう。
値段は行きつけのカメラ店で税込み¥ 275,000。三田にあるニコンのアウトレット(現在は閉店)が¥ 280,000だったので、新品でこの値段ならいいかと思って買ってしまいましたが、家に帰ってからアマゾンの価格を見ると¥ 265,347!
昨日はなかったのになあ。。。しくしく。買い物のタイミングは難しい。
安く買えなかった分は、無駄遣いをどこかでしたと思って忘れることにしました。それより、早く使い倒したほうがいいですね。道具は使ってなんぼです。
早速D750につけて写真を撮りに行きました。D750につけたらこんな感じです。思ったよりもでかい!重さもレンズのみで1.5キロです。
でも思ったよりもホールドはなんとかなりました。レンズについている三脚台も左手の支えになっていい感じ。レンズ側のボタンやスイッチも使いやすいです。
望遠のテストですから、近所の飛行場へ撮影に行きました。拡大して見ても、かなりクリアな写りです。やはり安物の70-300ミリのレンズとは違いますね。そりゃそうでしょう。望遠の世界はセンスよりもレンズの性能が大事です。
お花を撮って、開放f/2.8のボケも試してみました。ボケがきれいですね。うるさくないです。なだらかにボケていきます。さすが高級レンズ。
小径を撮りました。遠近効果とボケの組み合わせです。なんでもない普通の風景なのに、レンズのおかげで、どことなく幻想的に見えます。これはすごいなあと感心しました。こんなレンズの性能の表現に頼ってしまうと、ダメなカメラマンになっちゃいそうです。
蝶を撮ってみました。飛んでいるところを撮るのは難しいので、花に泊まってるのをパチリ。綺麗なアゲハです。VRが効いてます。いやほんと、バックのボケが素晴らしい。こりゃたまらん。
池にいたサギです。なかなかとぼけた性格の鳥ですね。動きと目がヤバい鳥です。ちょっと気持ち悪い。でも望遠はやはり生き物を撮るのがいいですね。
走り去る自転車を後ろから撮影してみました。案の定人物にピントはあわず、前ピンになりました。そういえばこういう写真を撮るテクニックを持っていません。近づいてくる被写体は後ピンになるだろな。被写体深度の確認も含めて、撮り鉄で練習するのがいいのかもしれませんね。
今回の撮影場所は、伊丹空港と昆陽池公園です。
私は今まで景色か建物、ポートレートばかり撮っていましたので、望遠や動体撮影の技術は全くありません。本日は試し撮りでしたけど、写真は構図だけでなく、いろんなものを撮る技術も必要ですね。
せっかくのレンズですので、勉強しながらいろいろと練習をしたいと思います。レンズの画質は申し分ありません。さすが大三元です。発色とボケにうっとりしてしまいます。下手な絵でも綺麗に見えちゃうんだろうなあ。私はそうなるのが嫌で、ボケにあまり頼らない写真を撮るように心がけてますが、このレンズを買ったことでボケ解禁になりそうです。
まずは動く被写体とAFの使いこなしです。このレンズでは、ポートレートを撮ろうと思ってましたがレンズの性能的に勿体ないですね。他の被写体のほうが楽しそうです。しばらく動物を撮ってみようかと思ってます。
鳥を撮ると、高倍率の望遠レンズへのさらなる渇望を生み出しかねないので、奈良の鹿とかがよいかもしれません。