連休中に写真を撮りたかったので、奈良のカエデの郷ひららで開催された撮影会に参加してみました。
今回の撮影では、先々月購入したAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRの実力を確認したいと思っていました。私の持っている中でも一番高価なこのレンズが、どれほどの写真を生み出せるのか。
カメラ本体はD750です。撮影モードは絞り優先で、ほとんどf/2.8で撮りました。いつもは明るいレンズを使う時にも、歩留まりをよくするため、ボケに頼った写真を撮らないために、f/5.6以上に絞って撮りますが、今回は手振れ防止などのレンズの実力を測るために、あえて開放ばかりで撮りました。
撮らせてもらったモデルさんは、最近撮影モデルを始めたばかりのYさん。今回はまだ２回目らしくて、やや緊張してた様子です。瞳が綺麗な女の子で、写真の撮り方によって、異なる印象に写る不思議なモデルさんでした。そこのところは以下の写真でご確認ください。
120mm f/2.8 1/160 秒 ISO1100 補正+1.7
バックのボケがとても柔らかいです。二重線ボケなどありません。これでズームだとは。
135mm f/2.8 1/160 秒 ISO1800 補正+1.7
校舎の廊下で遠近効果の写真。
200mm f/2.8 1/2000 秒 ISO800 補正+1.7
下の写真と比べていただきたいのですが、表情によって違う女の子に見えます。
70mm f/2.8 1/500 秒 ISO800 補正+1.7
95mm f/2.8 1/320 秒 ISO800 補正+1.7
125mm f/2.8 1/3200 秒 ISO800 補正0
KENKO PRO SOFTON A(W)
レフ板は使わず、地面のコンクリートに太陽が反射している光を利用してふんわりとした写真を撮りました。アイドル写真でよくあるライティングです。女の子らしくて可愛いですね。
170mm f/2.8 1/1000 秒 ISO800 補正0
KENKO PRO SOFTON A(W)
帰ってPCで画像を確認すると、うーん、やばいよこのレンズ。ズームレンズに頼ってはいけない、ボケに頼ってはいけない、というのが私の写真のポリシーでしたが、それを捨てることになるかもしれません。
このレンズを使った感想をまとめると、
１．開放から素晴らしいボケ。しかも焦点のあった部分はクリア。ボケが予想以上に綺麗で、85㎜f/1.8G を超えていると思います。
２．開放で撮っても、ほとんどピン外れがなく、フォーカスが正確。素晴らしい性能です。純正だからD750との相性がよいのかもしれません。
３．発色がよく、ポートレートの肌色もよいです。D750との相性がよいのかも。EXPEED４でかなり肌色がよくなりましたが、D850 のEXPEED５ではさらに良くなっているとか。D850 とこのレンズを組み合わせたら、もっと発色がいいのか・・・
4．初めて手振れ防止のレンズを買いましたが、これはやはり効果が絶大です。手振れによる失敗作がなかったです。24－70も手振れ付きの新型を買ったらよかったかも、と思いました。
私の所有するレンズの中では、ポートレート用途としては、最強ではないでしょうか。機能的にほとんど死角がありません。やはり純正を買って正解でした。単焦点の85㎜f/1.8G の出番が無くなりそうです。勿体ないなあ。
一緒に持っていってた、D800+AF-S NIKKOR 24-70 f/2.8G EDでも何枚か撮りました。
36mm f/2.8 1/750 秒 ISO400 補正0
24mm f/2.8 1/180秒 ISO400 補正0
広角も使いたい時はやはりこちらのレンズがよいですね。単焦点に比べると重いと思ってましたが、 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRと比べると軽い軽い。D750のほうが色は好みですが、背景を入れた時は、D800の色味でもいいかもしれません。アウトドアのロケは、この2台体制でいいでしょう。単焦点もういらないかも。でもこちらの24-70の焦点距離では、単焦点のほうが画質いいですね。
しかし、この日のロケは暑かったです。高速道路が渋滞のため、大阪から片道1.5時間で行けるはずが、3時間近くかかってしまったし、撮影中は汗だくになりました。帰りの運転中に頭痛がしてきてちょっとヤバかったです。真夏の撮影は、涼しいスタジオのほうが良いですね。でも今回の撮影には満足しました。
