モノクローム写真について研究するために、大阪の市街地で撮影をしてみました。スポーツジムで泳いだ帰りに、心斎橋と淀屋橋のあたりで撮影をしました。
今日はAi Nikkor 24mm f/2.8Sをカメラにセットしていきました。20mmは広角で撮った感じが強くなりますが、24mmは不自然さがない画角です。撮り方でいろんな表現ができるので、個人的に好きな焦点距離です。
街のごちゃごちゃしている風景を撮ってみました。
被写体が多すぎると、写真のテーマ、主題がわかりません。なんだかTOEICのヒアリングテストの写真みたいになってしまいました(笑)。カラー写真よりは画面がすっきりしているので見やすくはなりますが、視覚的な心地よさはないですね。
デザインの特長のある建築物を撮ると、少し面白い絵になります。
逆光を入れると、ドラマチックな雰囲気の写真になりますね。
壁の落書きアートとかどうでしょう。
やはりモノクロ写真が一番似合うのは、昔の風景にある古い建物でしょうか。北浜、淀屋橋で、古い建築を見るイベントをやっていましたので、いろいろ撮ってみました。
ヨーロッパの街並みだったらモノクローム写真映えするところばかりなんしょうね。
大川を移動する観光船を撮りました。船にぶつからないように屋根の高さが変わる船です。モノクロームにすると平べったさが際立ちます。水面は黒くなりますので、現実よりもダークな雰囲気になります。でもなんだか新鮮。
窓から見た風景。こういう直接的な構造物はモノクロームだとクールな雰囲気になります。
東洋陶磁器美術館の展示室です。ここは写真OKの美術館です。こうやって写真で客観的に見ると、陶磁器の展示方法が大袈裟な感じがします。
にわか雨が降った後の中之島。雨でぬれた地面はモノクローム表現と相性がよさそうです。
中之島の高層ビルと高速道路。都会的な風景を無機質に表現するときはモノクロームがよさそうです。
いろいと撮ってみると、考えさせられることが多々あります。モノクロームは写真の勉強になります。
ほとんど全ての写真を、f11かf8で撮りました。Ai Nikkor 24mm f/2.8Sはキレキレに撮れますね。ニッコールAi-Sは歪みも少なく、周辺光量落ちもない良いレンズです。20mmと28mmも好きなので、街撮り単焦点を選ぶときに20、24、28はすごく迷います。ビルを入れたいときは28はちょっと狭いし、20はパースきつめだしこれ一本というのは24ですかね。どのレンズにしても、ズームより単焦点のほうが、撮影とあとで見るときに楽しいです。