NIKONのカメラを買って、製品登録をWEBでして会員になると、NIKON IMAGE SPACEという、写真をアップできるクラウドサービスが利用できるようになります。
このクラウドサービスは、NIKONにとって、マーケティングデータを収集できる手段にもなっています。ユーザーがどの製品を使っているか、そしてどういう設定で写真を撮っているかが、ユーザーがクラウドにアップした写真のEXIFデータからわかるからです。でもこれが逆にNIKONの戦略に悪影響を与えたのかもしれません。
とはいえ、40GBも画像データを無料で保管できるのは良いですし、誰かに画像データを渡すための中継場所として使えるので、私はずっと活用してきました。
でも、ここ最近、NIKON IMAGE SPACEの、GoogleChrone上での操作が、うまくできなくなってしまったり(2021年11月現在)、いろいろな使い勝手の部分が悪いのもあって、ほとんど使わなくなりました。
NIKON IMAGE SPACEの使いづらいところは、以下の点です。
1.EXIFは、データを渡す被写体にとって重要でないが表示される。
2.パソコンでの使用が前提になっているUIであり、スマホでは使いにくい。特に画像のダウンロード方法がわかりにくい。
3.アルバム整理の際のUIがわかりにくい。いつもやり方がわからなくなる。
データをやり取りする代りの手段としては、現在Google Photoを使っています。Google Photoは、無料で使える要領が15GBしかありませんが、UIはシンプルで使いやすく出来ていると思います。
Google PhotoのUIは、直感的に操作できるようになっているし、リンクを送られたスマホ側も見やすいです。画像のダウンロードも簡単に行え、互いにコメントを入れられるのも良いところですね。スマホでしか写真を見ない人にはじゅうぶんです。
最近、仕事でUIの設計もするのですが、自分で使っている環境で人が見ていると思うのはNGです。NIKON IMAGE SPACEも、今の使用状況にあわせて、改善したほうがよいと思われます。