7artisans(七工房)の 60mm F2.8 APS-C マニュアルマクロレンズを購入しました。ZマウントのAPS-C用レンズです。
現在マクロレンズを持っていなくて、梅と桜を撮影したいと思って購入しました。
実は過去ニコンのマイクロレンズは二本ほど持っていたのですが、使わないので処分していました。
一本はAI Micro NIKKOR 55mm f/2.8(写真はSタイプ)。これはタダで譲ってもらったのですが、マニュアルレンズなのに、へリコイドがスカスカで使う気がしませんでした。
このAI Micro NIKKOR 55mm f/2.8を処分した後で、AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED を購入しました。
買った当初は花を撮影するのに使っていたのですが、60mmは思ったよりも画角が広く、花の写真では使うのが微妙な距離でした。やがて花を撮るのはやめて、ポートレートで使ってみたりしてましたが、85mm f/1.8Gや50mm f/1.8Gのほうが使い勝手がよいため、60mmは使わなくなってしまったので処分しました。
でもたまにマイクロレンズが欲しくなるときがあり、次にマイクロレンズを買うのであれば、Zの新型105mmレンズを買おうと思ってました。でも価格が高いのですよね。私の使用頻度を考えれば、中古の105mmのほうがいいか、とヤフオクを見たりしてました。でも出品数が多い割に、値段もそれほど安くなってないし、当たりはずれも多そうです。
そこで中古を買うくらいなら、中華製のでもいいかも、と結局選んだのは7artisans の60mm F2.8 APS-C です。何故これを選んだかというと、次の理由からです。
1.とにかく安い。新品で2万円。
2.花撮りしかしないので、多少のレンズ歪みは気にならない。
3.花撮りしかしないのでMFでよい。
4.花撮りしかしないのでAPS-Cでよい。
5.Z50との組み合わせでコンパクト軽量になる。
6.APS-C換算で90mmになるので使いやすい。
7.安いレンズなのでフィルターもいらない。
ということで注文し、レンズが届いたので、さっそく中山観音寺へ梅を撮りにいきました。
梅の花のマクロ写真撮影は初めてなんですが、撮るのは結構難しく感じました。
マクロレンズの扱いに慣れていないせいもありますが、まず画角を固定するのが難しいですね。アップで撮っているので、少しでも動かしてしまうと、構図がずれてしまいます。しっかりホールドしないといけないので、いつもよりも疲れてしまいました。
次にマクロレンズならではのいい構図を探すのが難しいです。綺麗な花を見つけて撮るだけならいいですが、いい構図にしようとすると難易度が上がります。枝や背景のよさそうな角度を見つけて、絞りを変えて背景をうまくぼかしますが、これがまた難しいですね。いい画面に簡単にはなりません。
昔に花のマクロ撮影をしてた頃は、気づきませんでしたが、なかなか奥が深いと思いました。しばらく挑戦してみようと思っています。
アップではなく、枝ぶりとか撮るのはだいぶ楽なんですけどね。
梅はもうだいぶ散ってしまいましたので、次は桜です。このレンズの出来は、まだわかりませんが、悪くはないと思います。ただAFや手振れ防止などはあったほうが楽でしょうね。
花の写真は、画角を決めるのが大変ですし、姿勢もいろいろ変えないといけないので、カメラとレンズは軽いほうがよいですね。60mmのレンズは、マクロ撮影では中途半端な気がしてましたが、私が使いこなせてなかっただけでしょう。Zの50mmMCが欲しくなってきました。