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Ai NIKKOR 20mm f/4で四天王寺を撮影

天気のいい日に、古いマニュアルレンズのテストを兼ねて、大阪の四天王寺で写真を撮りました。レンズはAi NIKKOR 20mm f/4です。結構古いレンズで、私が持っているのは30年以上前のレンズです。

 

建物は基本的に絞って撮りますので、古いレンズでもそこそこ綺麗に撮れました。なんか古いレンズですけど、スカっと抜けてて、いい感じですね。ニコンは昔のマニュアルレンズが使えますのでよいです。30年以上前のレンズでここまで美しく撮れるとは驚きです。今でも中古で3万円くらいします。

 

 

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聖徳太子建立の伝承のある七つの寺を聖徳太子建立七大寺などといいますが、後世になって聖徳太子の名を使っているだけで、関係のない寺院もあるといわれています。聖徳太子が確実に建立したといわれている寺院は、法隆寺と四天王寺です。

 

有名な話ですが、日本書紀に書かれている話は、蘇我氏と物部氏の戦いで、蘇我氏側にいた聖徳太子が、戦いに勝利すれば四天王を安置する寺院を建てます!と祈ったところ、本当に勝てたので、難波に四天王寺を建てたといわれています。四天王は、仏教を守護する四つの神で、東方の持国天、南方の増長天、西方の広目天、北方の多聞天のこと。

 

場所は今の天王寺でなく、森之宮あたりに建てられ、後に移転したとの説もあるそうです。

 

今の場所にある四天王寺は、何度も災害にあっていて、織田信長の石山本願寺攻め、家康の大阪冬の陣攻め、江戸時代末期の大火など何度も(多いですね。四天王のご加護はなかったのでしょうか)消失し、その度に再建されているとのこと。

 

現在は鉄筋コンクリート製ですので、もう燃えてしまうことはなさそうです。でも見た目は飛鳥建築の様式をしっかりと再現しています。

 

 

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西大門(極楽門)です。朱色が綺麗に塗装されています。コンクリート製でも美しい造形ですね。

 

 

 

 

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南鐘堂です。六角形の形をしています。

 

 

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北鐘堂です。


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聖霊院

 

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聖霊院太子殿

  

大阪のシンボル、大阪城もコンクリート製ですから、四天王寺もコンクリートでよいのです。四天王寺は、大阪市民にとっては宗教施設というよりも、大きな公園のような位置づけかもしれません。建築物の古さが、京都や奈良と比べてあまりないせいか、観光客も少ない印象を受けます。見所が観光客にはわかりにくいですから。

 

天王寺の観光は、四天王寺よりもあべのハルカスのハルカス300の展望台がおすすめです。とにかく眺めが最高です。日没前と日没後の両方見たほうがいいですね。