フィルムカメラでの撮影をしたくてたまりません。
記録媒体の優秀さでは、もう完全に、「デジタルカメラ > フィルムカメラ」になっていると思います。フィルムで撮影して印画紙に焼きつけするより、大判のインクジェットプリンターで印刷する方が、綺麗だし、コスパもいいし、パソコンで編集だってできるし、データも保管できるし、フィルムのメリットなんて何もありません。
唯一フィルムカメラがデジタルカメラに勝つところは、エモーショナルな、情緒的な部分くらいじゃないでしょうか。あとは機械フェチの感受性を満足させるところでしょうか。
私もデジタルやオートではない昔のカメラが好きで、何台か収集しています。モノを集めるコレクションというよりも、フィルムカメラの撮影をもう一度やるためという目的もあります。
フィルムで撮って現像に出してプリントをするだけだと面白くないので、印画紙に焼きつけるところまでをやりたいと思ってます。そろそろデジタルカメラも食傷気味なので、フィルムをやるための暗室をつくりたいと考えてます。
フィルム撮影のためのカメラとしては、ニコンのカメラを数台持ってます。お金の余っている人であれば、ライカとかを選ぶのでしょうけど、私はフィルム撮影用のレンズも、デジタルカメラの撮影で使いたいので、レンズのマウントを変えずに頑張っているニコンのカメラにしました。
ニコンは今も現役でフィルムカメラを売っています。F6です。
これは残念ながら、私の持っているカメラではありません。このカメラは、現行デジタルカメラのレンズやスピードライトがそのまま使える最新のフィルムカメラです。しかし価格は30万円以上しますので、このカメラを買うくらいならD850買いますよ。
ではアナログのフィルムカメラのメリットは何か。これは最初に述べた懐古趣味、情緒的な価値というやつです。理科の実験をしている楽しさもフィルムにはあります。
私の所有するフィルムカメラの話に戻ります。まず一番モノとして気に入っているのはF3です。もうこれはプロダクトデザインとして最高です。とてもよいです。デザインはジウジアーロです。キヤノンはコラーニ、ミノルタはハンスムートと外国人インダストリアルデザイナーを活用するのがブームになりましたね。
持っただけで質感の素晴らしさが手から伝わってきます。フィルム撮影するのなら、これで撮影したいです。F一桁シリーズではF1とF2は古すぎで使いたくない、F4とF5はオートになってしまって面白くない、でF3が最高です。マニュアルレンズはF3と相性のいいAi-Sシリーズのみを集めています。
もひとつ気に入っているのが、FM3A。AはオートのAです。マニュアルに露出優先モードがついた、F3よりもやや便利になったカメラです。これも素晴らしいデザイン。デジタルカメラではFUJIがこういう雰囲気のデジタルカメラを出しています。ニコンはDfというマニュアルカメラの雰囲気を持つデジタル一眼レフがありますが、分厚いので魅力半減です。
あとFM2も持っています。
ほか、安かったので買ったのがF100。あまり愛着はありません。中古カメラ市場でも人気もないですね。
人からもらったFAもあります。ペンタ部がプラスチックで安っぽいですね。
以上私が持ってるフィルムカメラ5台です。コレクターではないので、他に欲しいフィルムカメラはありません。それよりも引き伸ばし機を今探しています。
引き伸ばし機って、もう製造メーカーが少なくなってるんですね。今欲しいのはLPL7700です。
http://www.lpl-web.co.jp/products/photo_enlarger_7700.html
暗室が意外と簡単につくれそうなので、そろそろこいつを買ってモノクロ写真で遊ぼうかと思ってます。