Cobalt's Photolog

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Z50とAF-S DX 17-55mm f/2.8G IF-EDでポートレート①

デジタルカメラのセンサーサイズは、フルサイズとAPS-Cの2種類あります。私はZ5とZ50両方持っています。気合を入れて撮影するときはZ5、コンパクトに持ち歩きたいときはZ50と使いわけています。

 

APS-Cはセンサーサイズが小さいので、画質はフルサイズに劣っているというイメージを、なんとなく持ってしまいます。でもあらてめて考えてみると、Z50の画素数は、2088万もあり、FマウントのAPS-CカメラのフラッグシップのD500と性能はほぼ同じなんです。

 

私が最初に買ったデジタル一眼レフは、APS-CのD70で、画素数は610万画素でした。それでも高画質だと感動しながら撮影していたのに、今ではZ50はコンパクトデジカメ扱いですから、贅沢になったものです。

 

先日AF-S DX 17-55mm f/2.8G IF-EDを手に入れたので、Z50に対するそんな認識を改めようと、ポートレートを撮ってみることにしました。また、ソフトフィルターも久しぶりに使ってみました。

 

撮影場所は大阪梅田の中崎町です。モデルはゲームのプログラマーをやっているKさんです。

 

背景のボケを確認したいので、望遠側55mmのf/2.8で撮り始めました。ボケはかなり柔らかいです。さすがは大三元ですね。単焦点のような仕上がり。Z24-70mm f/4Sと比べると、解像はおとなしめです。ポートレート向きのレンズです。

 

少し広角側にしで、35mmf/2.8です。フルサイズで50mm近辺になります。開放で人物を撮るなら、この焦点距離の被写体深度がちょうどよいかもしれません。

 

これも35mmf/2.8です。花の前ボケ後ボケも綺麗にボケています。後方の点光源も綺麗な円です。

 

23mmf/2.8です。フルサイズ換算で34mm。フルサイズでf/4くらいに絞った感じに見えます。APS-Cのf/2.8は、フルサイズに比べるとボケが浅くなります。

 

このレンズの最広角の17mmf/2.8です。歪み補正もしっかり効いています。フルサイズ換算で25.5mmになります。28mmよりやや広め。広角があるとポートレート撮影にバリエーションが生まれます。

 

途中から、ソフトフィルターを外しました。文字を綺麗に撮りたかったので絞って55mmf/7.1で。

 

17mmf/7.1で。中崎町近辺は、原色をつかっている看板や建屋が多いので、写真映えします。インテリアの綺麗なカフェも多いです。

 

55mmf/3.2 アップでこれだけ綺麗にボケれば、全く文句ありません。

 

ポートレートを撮った感想です。

 

フルサイズのf/4通しと、APS-Cを35mm換算したf/2.8通しは、ボケ量が同じになります。私は、Z5とZ24-70f/4Sの組み合わせで何度もポートレートを撮影していますが、それと比較すると、ボケは同等だが、解像が少しあまくてやわらかい感じに仕上がっているという印象です。

 

ほどよくソフトになっているので、アップ以外では画像処理ソフトでの肌修正は必要ありませんでした。ソフトフィルターがあるとさらに柔らかくなりますが、つけないほうがよいかもしれません。

 

人物撮影には、とてもよいレンズだと思いました。APS-CのZ50でも、焦点距離と絞りを変えて、構図のバリエーションが楽しめます。

 

レンズが重くて大きいのも撮影気分を盛り上げるのに一役買っています。ただグリップの小さいZfcには重すぎるでしょう。

 

逆光での使用はお勧めできません。変なフレアがでます。レンズのコーティングが古いからでしょうか。レンズを薄く設計しているのも影響でています。それは大三元レンズと比べると、という話であり、注意しながら撮ればよいだけです。