まだ紅葉には早いですが、Z50とNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRを持って吉野へ撮影に出かけました。
如意輪寺の多宝塔です。桜の木がたくさんありましたので、春が写真映えする時期のようです。木造の細部までくっきり写りました。
レンズの解像性能がよくわかるのは文字看板です。
右端の看板を拡大したものが以下の画像です。f/5.3で撮っていますが、あまりのクリアさに少し感動しました。これだけ写れば、家に帰ってから何が書いてあったかゆっくり確認できます。
遠景もかなり解像していました。
上の写真の中央部を拡大したのが以下の写真。12mmf/11でここまで写るとは。かなり驚きました。すごいですね。APS-Cレンズのレベルではありません。
逆光で撮ってみました。フレアはこんな感じです。
上を見上げたアングル。広がり感が出ますね。周辺の葉っぱも鮮明です。画像が全く流れてない!
逆光はこんな感じ。
写真を見返して、このレンズの素晴らしさに感心しました。
ポートレートを撮る場合は、あまりクリアさが欲しいとは思いませんが、自然や建築物を撮影するには、やはり解像感が高いほうがよいです。広角で景色を撮って、大きいモニターで確認したときに、周辺が流れたりボケたりしていると、とても残念な気持ちになるのですが、このレンズでは全くありません。
キットレンズの16-50で撮影しても、写真の画質では感動しませんでしたが、このレンズは、APS-Cでもフルサイズに負けない写真が撮れるレンズだと思いました。
また、大きさや重さ、デザインもよくて、Z50といい組み合わせです。とても軽いので、持ち歩いたり長時間撮影していても全く疲れません。いい写真を撮るには、たくさん枚数を撮ったほうがいいので、軽量でコンパクトなのはやはり正義ですよね。
気軽にぱっと持ち出せるのに、高品質な風景の写真を撮れるという、とても良いレンズだと思います。私はあまり風景写真を撮らないのですが、そろそろ紅葉の季節になりますので、あちこち撮り歩いてみようと思います。