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大阪市立東洋陶磁器美術館

 大阪市立東洋陶磁器美術館に行ってきました。

 

久しぶりですね。10年ぶりくらいに中に入りました。場所は中之島にあります。

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建物は中央公会堂の前にあります。2Fの窓から見えました。

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この美術館は、東洋の古い陶磁器を展示してある美術館です。中国と韓国のものが多いです。私も食器はいろいろ見るのは好きです。ここは1000年以上前の韓国と中国のものをたくさん展示してあります。青磁が多くて、骨董品としての価値はあるとは思いますが、食器としての色はあまり好きではありません。青磁って寒色系の色なので、食材が美味しそうに見えないのです。

 

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でもここがいいのは、写真を撮ってもいい美術館であること。奈良博物館も昔は写真撮ってよかったらしいですが、マナーが悪くなって今はダメになっています。 

 

お目当ては鼻煙壺のコレクション。沖さんという人から寄贈された小さい嗅ぎたばこ入れの展示です。これが可愛らしい工芸品で、収集癖が刺激されたのがよくわかります。手のひらに治る小さい壺にいろんなデザインがあって面白いです。

 

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香水の瓶とはまた違った趣向です。なんというか大人の子供心を刺激するデザインが多いですね。

 

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虫を模した凝った細工のものがありました。

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建物の中をゆっくりと探索しました。窓の外には大川や中之島の景色も見えて、内外が場所や景観と一体化している良い建造物です。

 

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ちょっと亜流のこんなものも展示してあります。

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陶磁器は全世界で様々なものがあり、デザインも千差万別、美術館のテーマも難しいと思いますが、ここは中世以前の青磁のコレクションを軸に、豊富なコレクションからテーマを変えて、展示にメリハリをつけているようです。

 

来場者が少なくて、休日のんびりと陶磁器を眺めるのに良い美術館です。あまり儲かっていないとは思いますが、中之島の新しい近代美術館ができると、お客さんも増えるのではないでしょうか。