兵庫県立美術館で展示されている「ゴッホ展」に行ってきました。
テーマは「ゴッホがゴッホになるまで」。ゴッホが独自の画風をつくるまでの軌跡を、ゴッホの作品と、ゴッホに影響を与えた作家の作品を、年代順に鑑賞できるように構成されています。
ゴッホの「ひまわり」などの超有名な作品はありませんが、「糸杉」や「薔薇」など、約50点が展示されています。他にゴッホに影響を与えた、モネ、セザンヌ、ゴーギャンなどのハーグ派や印象派の作品も展示されています。
解説もわかりやすく、それらの画家と作品について、ゴッホに与えた影響が説明されていました。またゴッホが家族や友人に宛てた手紙の文言も一緒に紹介されていますので、ゴッホがどんな作品に感動していたかよくわかります。
ゴッホに対する認識が深まる展示内容でしたが、私はハーグ派や印象派の、他の作家の作品がよかったです。特に私が感動したのはアントン・マウフェの絵でした。
『雪の中の羊飼いと羊の群れ』
雪の中で羊を追う羊飼いの絵ですが、素晴らしい絵画です。ゴッホのクネクネ筆づかいよりもこちらのほうが眼福でした。他にもよい作品がたくさんありました。印象派の絵画はほんとうによいです。