Cobalt's Photolog

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不要なレンズとカメラを処分

あるレンズが欲しくなったので、資金づくりと防湿庫の整理を兼ねて、不要なカメラやレンズを少し処分することにしました。持っていた機材の記録として、記事にしておきたいと思います。

 

F100(フィルムカメラ)

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このカメラはフィルムカメラです。D750を買ってから、レンズは1.8Gシリーズの単焦点ばかりを買っていて、それらGレンズが使えるフィルムカメラが欲しくなり、一番安く変えたのがこのF100でした。15K円だったかな。入手してからフィルム撮影を久しぶりにやってみました。

 

でもフィルム撮影ってお金かかるんですよね。現像とプリントするのに、フィルム一本36枚で2千円以上かかるのです。しかもプリントがデジタルプリント(フィルムをデジタル化してからインクジェット方式でプリントするやつ)なので、撮るメリットが感じられず、撮る気が無くなってしまいました。それから何年も防湿庫に入れっぱなしです。

 

やはりフィルム撮影は、自分で現像して印画紙に焼かないと楽しくありません。カラーではなく自分で現像できる白黒フィルムを使いたいですね。このカメラの他に、F3とFM3A、FM2を買ったし、AI-S系のレンズもたくさん集めたので、今後F100を使うことはないと思って処分することにしました。

 

 

AI AF Zoom-Nikkor 24-85mm f/2.8-4D IF

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このレンズはD750用に中古で安く購入しました。単焦点レンズのみを買っていたのですが、やはりズームがないと不便な場面があるので、中古で安く買いました。Dレンズではありますが、とても綺麗に写るし、簡易マクロもついているので、コスパのいいレンズです。最近Z5用に、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを買ったので、このレンズを使うことはなくなると思い処分することにしました。

 

AI Nikkor ED 180mm F2.8S
AI Nikkor 135mm F2.8
AI Nikkor 105mm f/2.5
Ai NIKKOR 85mmF2S

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中望遠のMFレンズ4本です。画角を覚えるために買いました。Gレンズの単焦点は高いので、AI-Sの中古を揃えました。

 

使ってみると、やはり中望遠のMFは使いにくいし、所有している70-200f2.8のレンズと比べて画質が見劣りするので、持ち出す機会も無く、ほぼ使わなくなりました。

 

せっかく買ったので、オールドレンズのコレクションとして持っておくのも良いかとは思いましたが、中望遠はお散歩レンズとしてたまにつけて遊ぶこともないので、処分することにしました。

 

売る前に、もう一度だけ使っておこうと思って撮影に出かけました。それぞれ作例と感想を載せておきます。

 

まずAI Nikkor ED 180mm F2.8Sの写真。このレンズのいいところは、やはりトロトロのボケです。単焦点の明るいレンズらしく綺麗なボケをつくります。

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私はボケに頼った写真があまり好きではありません。撮影結果が、レンズの特性に影響されすぎるからです。でも久しぶりに撮ってみると、やはりこのレンズのボケは美しいです。トロトロです。開放で花を撮ると、以下の感じになります。ただあまり近くには寄れないので、花の写真はマクロのほうがよいですね。

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久しぶりに使ってみると、持っておきたい気持ちが少し復活しました。うーん。でも所有の70-200を、もっと使い込まないと勿体ないので、焦点距離がかぶるこのレンズは持っていても使わないだろうな。このレンズは、今でも人気があるので、中古価格は4万円以上しています。

 

 

次にAI Nikkor 135mm F2.8。こちらも綺麗なボケを生みます。

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このレンズは写りの割に価格が安く、1万数千円くらいでした。望遠を持っていない人が、ちょっと買って遊ぶには手頃なレンズです。

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ただしこのレンズも被写体に寄れません。135mmという画角も、ズームでは重宝しても単焦点としては使いにくいです。私もこのレンズをどう活用していいのかわからず、ほとんど使いませんでした。

 

次にAI Nikkor 105mm f/2.5です。105mmはポートレートの単焦点として、使いやすさの上限でしょう。これ以上望遠になると、アップだけの写真になるか、被写体と離れ過ぎになります。

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単焦点らしい綺麗なボケを生みます。ズームよりも軽くてコンパクトなので、フットワークも軽くなるのがいいですね。

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単焦点は、明るさを生かした写真が撮れます。画像周辺の玉ボケは楕円になります。これは最新型の105マクロも同じような形なので、105mmのレンズの特徴なのでしょう。

 

最後にAi NIKKOR 85mmF2Sです。

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このレンズは写りが気に入りませんでした。玉ボケはf2のときは円形ですが、f2.8以上ではカクカクするボケになるのです。

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でも、180mm、135mm、105mmで撮影してから85mmを使ってみると、85mmも使いやすい画角だと再認識しました。

 

ポートレートを撮るなら、105mmよりも85mmで撮れる構図の方がやはり多いですね。ずっと85mmの画角は中途半端で好きになれないと思ってましたが、私の思い込みなのだろうと思います。

 

以上、今回処分するレンズの話でした。私はもう使わないので、次のオーナーさんに使ってもらうために送り出します。処分はヤフオクではなく、たまにレンズを買っているカメラ屋さんにお願いすることにしました。

 

欲しくなったというレンズは、6月末に発売の「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」です。下取り額との差額はいくらになるでしょうか。

 

追記:「NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S」を予約しようと思ったら、予約がいっぱいで、しばらく入荷しないと言われました。それと生産の歩留まりもまだよくないそうです。不具合があるかもしれないので、慌てて買わないほうがよさそうです。