ファッションモデルの高也くんを半年ぶりに撮影しました。
梅田からりんくうの海岸まで高也くんを乗せてドライブ。冬の海岸は人がいなくていい撮影場所です。
レンズはNIKKOR 70-200f2.8 の1本だけです。
ポートレート撮影をするとき、絞り優先モードで撮る人は多いと思います。絞り優先で撮るということは、被写体深度やボケをコントロールするということです。
70-200f2.8であれば、絞りはf2.8からF22まであります。この絞りとズームを組み合わせて、ボケがどのように出るかを、全て頭の中でわかって使い分けるのは無理なので、私はだいたい以下のような感じで使っています。
F2.8(開放)
背景を出来るだけぼかしたい。後ろの背景があまり綺麗でないときや人物がいるとき。背景をぼかす以外に、光点をぼかすときも開放で撮る。海に光が反射しているときなど。
F3~F4
背景を少しいかしながら、でもボケは大きめにしたい。被写体はやわらかく。前ボケはこのあたりを使う。
F5.6
人物の顔に目から耳まで全体的にピントをあわせたいときに使う。
F6.3~f8
背景が何かしっかりわかるけど、被写体が前にあることがわかるようにぼかしたいときに使う。
F11~
背景も鮮明に映るようにしたい。
実際は被写体や背景までの距離もあるので目安です。ボケよりもシャッターチャンスや構図のほうが大事です。
でもはやり家に帰って画像をパソコンモニターで確認すると、もう少し後ろはボケていたほうがよかったな、あるいは逆にもう少し絞っていたほうがよかった等、反省したりします。でもそれは失敗というよりも改善のレベルですが。
ミラーレスだとは、ボケを撮る前に確認できるのでいいなあ、と最初は思ってましたが、なんだかボケを確認することに頭を使ってしまうようになったので、今は70-200は一眼レフでしか使わないようにしています。
70-200mmf2.8は、ポートレートのボケを表現する上で最高に便利なレンズだと思います。30万は高くないと思います。F4通しは軽いですけど私には必要ありません。